弁護士によるネット通販業者のための法務ルーム
ネット通販業者が押さえておきたい法律の基礎知識と最新情報を弁護士が分かりやすくお伝えします
インターネットその他のコンピュータ・ネットワークを利用して商品やサービスの販売を行うことを電子商取引(Eコマース)といいます。
Eコマースでは、商品の売買を目的とする取引だけでなく、オンラインゲームやアプリといったコンテンツの提供・販売などを目的としたオンラインで完結する取引も行われています。また、シェアリングエコノミーやマッチングサービスといった新たなビジネスモデルによる取引も盛んとなり、売りたいニーズと買いたいニーズを結びつける「場」の提供者であるデジタルプラットフォームが巨大化し、存在感を増しています。
Eコマースについては、民法や消費者契約法という契約全般に共通する基本的な民事ルールはもちろん、業態を問わず、特定商取引法の通信販売に関する規制、景品表示法の景品規制や表示規制、キャッシュレス決済については割賦販売法や資金決済法の規制に加えて決済実務、デジタルプラットフォームに関する法律などの知識が、事業を営む上で不可欠なものになります。
また、ECサイトにおいて取り扱う商品群によっては、薬機法や健康増進法などの各業態に応じた業法も重要になります。
ところが、とりわけ中小のネット通販業者においては、これらの多様でかつ頻繁に改正される法律の内容を正確に把握しておくことはとても難しく、そこまで手が回らないというのが実際のところです。
そこで、「ネット通販業者のための法務ルーム」では、ネット通販業者が事業を営んでいくにあたって必要な最新の法律知識や実務上のポイントを、弁護士が、実務的な視点も交えながら、できるだけ分かりやすい言葉で解説しています。
〔略 歴〕
2003年 | 弁護士登録(兵庫県弁護士会) |
2009年 | 神戸さきがけ法律事務所開設 |
2015年 | 中小企業診断士登録 |
2019年 | マンション管理士登録 |
2022年 | 賃貸不動産経営管理士(国家資格)登録 |
〔役 職〕