特定商取引法のネット通販規制の概要

特定商取引法のネット通販規制の概要

広告に対する規制

 ネット通販業者が広告をしている場合に、広告の中に表示すべき事項や、誇大広告の禁止などが定められています。

最終確認画面(特定申し込み)に対する規制

 注文者が商品を購入する最後の段階で、購入しようとしている商品に関する特に重要な内容を一覧できるように、最終確認画面において表示すべき事項が定められています。
 また、仮に最終確認画面における表示に問題があった場合には、注文者は、契約を取り消すことができます。

法定返品権

 通信販売にはいわゆるクーリングオフは認められていませんが、一定の要件を満たした場合に、注文者は自己都合で商品を返品できます。

事前承諾のない電子メール広告やファクシミリ広告の送信の原則禁止

 いわゆる迷惑メールや迷惑ファクシミリを防止するための規制で、承諾がなければ、原則として送信してはならない「オプトイン」という規制方法がとられています。

債務の履行拒否・遅延の禁止

 契約に基づく債務や契約の解除によって生ずる債務の全部または一部の履行を拒否したり、不当に遅延させることが禁止されています

顧客の意に反して契約の申込をさせようとする行為の禁止

 具体的には、電子契約の申込内容を、容易に確認および訂正できるようにしていない場合が定められています

電子メール広告の承諾をまぎらわしく取得することの禁止

通信販売協会会員資格の詐称の禁止